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CULTURE

古着店主たちの”愛すべき古着” vol.5 石川 渉 (D-CLOTHING)

古着店主たちの愛すべき古着

2022.06.07

古着店主たちの”愛すべき古着” vol.5 石川 渉 (D-CLOTHING)

いわゆるトゥルーヴィンテージが持つ迫力や凝った仕立ては、服好きにとって魅力を放ち続けているもの。今回はそんな、ヴィンテージ中のヴィンテージと言えるアイテムをセレクトするD-CLOTHINGを訪れて、店主秘蔵の私物とオススメのアイテムを見せてもらった。

photography by HIROAKI KAWATA edit by SHUNSUKE HIROTA

「貴重なヴィンテージだからこそ、モノの魅力を理解してくれる人に手渡していきたい」

40年代のA-2を探しているんだけど、なかなか良いものが無くて……」と相談すれば、馴染みの古着屋の店主が奥に隠した秘蔵の品を取り出して見せてくれる。古き良きヴィンテージショップとの付き合い方は、そんな感じだった。今もなお、そんなスタイルを守り続けているのが高円寺の名店、D- CLOTHINGと店主の石川渉さんだ。

「店内に置いてあるのは基本的にトゥルーヴィンテージと言われる、60年代以前のものばかり。毎月のように海外へ僕自身が買い付けに行っているので、商品の新入荷や回転も非常に早いと思います。なかでもミリタリー系のアイテムは各地のショーで出て来たものを丸ごと買い付けたりと、他にはない品揃えを誇っていると思います」。

そんなD-CLOTHINGの店内に並ぶのはどれも一線級のヴィンテージピースばかりだが、その真価はバックヤードにある。例えばレザージャケットを例に挙げても、立ち入り禁止のストックヤードに数十着が秘蔵されており、それらを手に取りたければ石川氏に要望を伝えて持ってきてもらうか、商品入れ替えのタイミングで足繁く通う必要がある。ネット販売全盛の今だからこそ、そんな楽しみ方もまたヴィンテージならではなのだ。

石川 渉 (D-CLOTHING)

石川 渉/音楽活動のために渡米したのをきっかけに、ヴィンテージディーラーの道へ進み、99年に高円寺でD-CLOTHINGをオープン。毎月オーナー自らが海外へ仕入れへ出掛けており、現在はレギュラー古着を扱うSALERSともに2店舗体制で運営中。

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