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CULTURE

古着店主たちの”愛すべき古着” vol.4 今泉陽介 (スクロバ)

古着店主たちの愛すべき古着

2022.05.09

古着店主たちの”愛すべき古着” vol.4 今泉陽介 (スクロバ)

1着3桁万円を軽く超えることもあるのが、ヴィンテージTシャツの世界。言うまでもなく、その魅力はボディにプリントされたグラフィックにある。今回はTシャツの中でも根強いファンを持つスケート系とバンドものの専門店に足を運び、その奥深さについて教えてもらった。

photography by HIROAKI KAWATA edit by SHUNSUKE HIROTA

『ヴィンテージTシャツはアート作品として楽しめるコレクタブルアイテムです』

古着のなかでも年代に関わらず高い人気を誇る、ある意味で特殊なアイテムがTシャツ。そして、その人気を決めるのがボディに施されたグラフィックの良し悪しであり、まだ見ぬ1着を求めて日夜ショップ巡りをする古着好きも多い。そんなTシャツラバーが足繁く通うのが、高円寺のスクロバだ。同店はオーナーの今泉陽介さんが10代の頃から集め続けたスケートTとバンドTに特化した専門ショップであり、完璧に今泉さんの趣味性が100%反映されたクセの強い名店でもある。

「スケートものやバンドもののTシャツは以前から安定的に人気の高かったジャンルですが、いわゆる古着好きとは違う層に好まれていた傾向があるように思います。ゾーラックのTシャツのグラフィックを担当したパスヘッドがいい例ですが、著名なアーティストを起用しているブランドも多く、ファッション好きと言うよりもよりカルチャー面を深掘りしているタイプの人たちに好まれているアイテムだと思いますね。90年代頃迄は有名な漫画やキャラを勝手にサンプリングしていたり、アナーキーでウィットに富んだデザインのアイテムも多く、当時だからこそ実現できたグラフィックを楽しめると思います」。

今泉陽介/原宿のヴィンテージショップで勤務した後、17年に自身のショップであるスクロバをオープン。現在、本店に加えてスクロバ ハナレとスクロバ リリの3店舗を経営する。Tシャツの他、ヴァンズへの見識の深さでも知られている。

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