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CULTURE

日本カルチャー紀行 第五回 キタンクラブ

日本カルチャー紀行

2022.04.07

日本カルチャー紀行 第五回 キタンクラブ

コップのフチに腰掛けたり覗き込んだり……。 ほのぼのとしたルックスのOLとアクロバティックな態勢のミスマッチで圧倒的な人気を博す「コップのフチ子」。 日本ならではのカプセルトイというジャンルを主戦場に、10年に渡って人気を保ち続けている名キャラクターが生まれたきっかけを探った。

direction by SATOSHI MORIYA
photography by TOYOAKI MASUDA text by SHUNSUKE HIROTA

第3次ブームを作ったキタンクラブという異端

100円を入れてハンドルを回せばカプセルに詰まったオモチャが出てくるカプセルトイには、誰しもが子供の頃にハマった経験があるはず。そして我々の成長とともにカプセルトイも進化を遂げ、今や子供だけでなく大人のコレクション欲を刺激してやまないハイクオリティなアイテムが次々と登場している。そんな大人のためのカプセルトイの先駆者と言えるのが、キタンクラブを主宰する古屋大貴さんと、大ヒット商品である“コップのフチ子”だ。今や有名メーカーやタレントとコラボするなど、カプセルトイというジャンルに留まらない活躍を続ける人気キャラが出来たきっかけとは。その原点を探るべく、まずは古屋さんがカプセルトイ業界に足を踏み入れた経緯から話を伺った。

大型フチ子
こちらは限定で発売した大型フチ子。FRP製で、当時のお値段はなんと1体50万円!! 「今見ると手の造形などが甘いので、もし再発売するなら作り直したいですね」と古屋さん。

『売れるか否かという目算ではなく、自分が作りたいという衝動が大事』

「もともと僕は株式会社ユージンというカプセルトイメーカーで営業として入ったんですが、入ってからしばらく経って海洋堂のチョコエッグをきっかけにフィギュアブームが起きた。その後に企画をやるようになったのですが、最初に手掛けた“犬”という企画が大ヒットして、パート4ぐらいまで続く人気作になったんです。勝てば官軍なので、その後はなし崩し的に企画の業務に専念するようになりました」。

24金無垢のフチ子
こちらはの第一弾のフチ子に24金メッキを施したもの。「ライオンの歯ブラシ35周年記念でタイアップした際は、24金無垢のフチ子をリリースしたこともありますよ」。

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