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CULTURE

職人紀行 第三回 日本犬保存会

日本カルチャー紀行

2022.01.31

職人紀行 第三回 日本犬保存会

編集長守谷のインスタにも度々登場する、相棒の“四国犬”ゴマ。彼が心の病を患い、救いを求め迎え入れてから7年が過ぎた。忠臣は二君に仕えずなのか。常に寄り添い続けるその姿は、古き良き日本人の心が宿っているようでもある。しかし一部全く見当違いな話から、四国犬は飼いづらいという、マイナスイメージが定着してしまっている。そこで今回は、その名の通りの活動を続ける“日本犬保存会”に、天然記念物の日本犬の中でも四国犬に絞り込んで、その魅力を解説いただいた。

direction by SATOSHI MORIYA photography by FUMIHITO ISHII text by SHUNSUKE HIROTA

スマートな編集長守谷の愛犬ゴマに対して、右の福瀧さんの犬は頬がふっくらと張り、毛並みが厚いことが分かる。日本の風土に適応している四国犬は外飼いすると寒さに合わせて毛並みを厚くするという。

「凛とした佇まい。これこそ四国犬の一番の魅力である」

1937年に国の天然記念物に指定された四国犬。柴犬よりも一回り大きく筋肉質の中型犬種であり、飼い主に対して非常に忠実で状況判断力に優れた利発な性格。もともとは阿波、本川、幡多、安芸、宇和島などいくつかの系統が存在していたが、現在は安芸系、本川系、幡多系の3つが残っている。 こちらの鈴峰号は展示会で展覧会で5度の受賞歴があるという名犬なのだ。

「凛とした佇まい。これこそ四国犬の一番の魅力である」

凛々しくも素朴な顔立ちと、よく発達した両足の筋肉など、威風堂々たるオーラを備えている高竜号。

威風堂々たるオーラを備えている高竜号

もともと四国犬でメインの毛色だった赤胡麻の美咲号。明るい色彩の赤胡麻は体型がはっきりと分かるため、良い犬はより良い部分がくっきりと見える。逆に言うと誤魔化しの利かない毛色でもあるそうだ。

赤胡麻の美咲号

黒胡麻のなかでも赤みの差した毛色に、野性味を湛えた顔つきの子。同じ犬種と言えども、それぞれに個性があり、表情豊かだ。

黒胡麻のなかでも赤みの差した毛色

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