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CULTURE

古着店主たちの”愛すべき古着” vol.1 内田 斉(ジャンティーク)

古着店主たちの愛すべき古着

2022.01.31

古着店主たちの”愛すべき古着” vol.1 内田 斉(ジャンティーク)

いつの時代もデザイナーたちにインスピレーションを与える源泉であり、今再びトレンドになりつつあるヴィンテージ。今回から始まる新連載では、古着の目利きたちに登場いただき、改めてヴィンテージの魅力について教えてもらう。

photography by FUMIHITO ISHII text by SHUNSUKE HIROTA

「一度通った道を改めて紹介するよりも、また別の道を提案していきたい」

古着屋の名店と言えば“ミリタリーに強い店”や“デニムのストックが多い店”という風に得意分野が分かれるが、中目黒のジャンティークはそうではない。もちろんミリタリーやジーンズの名品も扱うが、特定のカテゴリーに偏ることなく、しかも店のどこを見てもジャンティークらしさがあるのだ。そのセレクト眼はどうやって養われたものなのか。店主の内田斉さんのもとを訪れて話を伺った。

「80年代の終わり頃に渋谷の古着屋で働き始めてから1年も経たないうちに猛烈な古着ブームがやって来たんです。僕はずっと古着が好きだったし、みんなが欲しいのは当たり前だと思っていたけれど、今から振り返るとあの時代を渋谷や表参道で過ごせたのは大きかったように思います。それから30年ほど古着業界に居続けて、もう初見のモノはほぼ無いほど様々なアイテムを扱ってきました。ユーロヴィンテージも扱ったし、ミュージアムTシャツやチャンピオンのスウェット、それにアウトドアものなど、今盛り上がっているジャンルは僕からすれば何度も通った道ですし、経験してきたからこそそれらの良さも理解できます。だけど、例えまだ一般的に評価されていないアイテムでも、それぞれの価値観でいいと思えるものを選んで身に着けるのも、古着の楽しみです。だからこそ、普遍的に良いと思われるものから、そうでないものまで一緒に紹介したいと思っていますし、色々見てきたなかで今新鮮で面白いと思うものを選びたいと思っています」。

PROFILE

内田 斉/1969年生まれ、群馬県出身。88年から渋谷の老舗古着店「サンタモニカ」でショップスタッフとして働き、15年間に渡ってバイヤーを務める。05年に独立し「ジャンティーク」を立ち上げる。19年には地元である高崎市に2号店となる「ジャンティーク 内田商店」をオープン。

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