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CULTURE

VibratioNote Vol.35 by 田中凜太郎

VibratioNote

2021.10.09

VibratioNote Vol.35 by 田中凜太郎

今月のモデルは2年ぶりの再登場となった、ブレウ・アーチボルドさんです。僕は昔、彼女の地元であるサン・クレメンテというビーチタウンに長く住んでいました。そのため共通の知り合いが多く、コミュニケーションが楽です。今月は「ヴィンテージ・ミリタリー」をテーマに撮影してみましょう!

Text & Editorial Photography by Rin Tanaka
Courtesy of Bleu Archbold, Bob Chatt

ミリタリー系ヴィンテージは、奥が深すぎる!?

アメカジの原点とは?
それは第二次世界大戦前のアメリカに辿り着きます。
今月は、1920年代~1940年代のスーパーレアなヴィンテージ・ミリタリー特集です!

ミリタリー系は苦手だなぁ……。僕が「古着ライター」として活動を始めたのは1994年、24歳の時です。あれから27年も経ち、さすがに今ではどんな古着でも見た瞬間にある程度のことがパッと分かるようになりました。ただし一つだけ自信がないジャンルがあります。それはミリタリー系ヴィンテージ 、つまり1920年代~1960年代にアメリカ軍が開発したユニフォームです。

ヴィンテージを語る上で、“戦争”は避けて通れない。— Hookless-Talon

理由としては、僕は長くアメリカで暮らす日本人で、「第二次世界大戦」に関してはあまり触れたくないからです。特に初めてアメリカを訪れた1990年代は第二次世界大戦を経験した人たちがご存命で、身近に「戦争の記憶」が多く残っていました。そのため、ミリタリー系の古着に関しても深追いしないようにしてきたのです。

自分のキャリアの大きな転機は、2008年に『Book of Harley-Davidson Fashions』、そして2009年に『King of Vintage』という本を2冊出版し、マニアの間でまぁまぁ話題になったことです。共に対象テーマは、「1900年初頭~第二次世界大戦頃に作られたメンズ・ファション」。つまり今から百年前のアメリカの洋服についてで、あまり解明されておらず、物凄く勉強したいジャンルでした。

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