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CULTURE

VibratioNote Vol.34 by 田中凜太郎

VibratioNote

2021.09.09

VibratioNote Vol.34 by 田中凜太郎

今月のモデルは、結婚を10月に控えたマデライン・マッキニス(20)さん。「幸せ一杯!」な雰囲気がファインダー越しからも伝わってきます。レザー・パンツは〈クロムハーツ〉、シューズは〈バンズ〉の「エラ」。とても南カリフォルニアらしいコーディネートになりました。

Text & Editorial Photography by Rin Tanaka
Courtesy of Bruce Brown, Madeline McInnis, Sunao Okamoto

日曜日はバイクに乗って出かけよう!

伝説のバイク・ムービー『On Any Sunday』の公開から今年で50周年。今月は同映画の古いポスターを世界バージョンで紹介しましょう!

「ブルース・ブラウン!」—-丁度20年前、2001年のことになりますが、当時は米バイク・レース協会『AMA』が主催するダートトラック・レースが、我が家から近いサンディエゴの「デルマー・フェアーグラウンド」でも開催されていました。あの年の「デルマー」が米レース・ファンにとって特別な一日だったのは、米バイク・レース系ドキュメンタリー映画『OnAny Sunday』(邦題は『栄光のライダー』、1971年公開)が30周年を迎え、当時のトップ・レーサーたちが大結集したことです。

ブルース・ブラウンの映画から、「自分のスタイルで突き進め!」と教わった。— Bruce Brown

セレモニー中に特に大歓声が巻き起こったのが、同作品の監督であるブルース・ブラウンさんでした。あの日の僕は、多くの取材陣に混じってブラウンさんを間近で撮影。そして「その節はありがとうございました」と言うと、彼は一瞬ニヤっとしました。実はその1年ほど前にサーフィン関係のイベントで彼を取材しており、そこでもブラウンさんは大人気だったのです。実はブラウンさんはサーフィンとバイクという、ほぼ接点がない異業界で傑作映画を発表し、2つの世界で殿堂入りを果たしました。これは「二刀流」や「二階級制覇」とも違う、滅多に出来ない超大技です。いや~、凄い!

ブルース・ブラウン、1937年、南カリフォルニアのビーチ・タウン、ダナ・ポイント出身。高校卒業後はライフガードとなり、仲間とサーフィン・ライフを謳歌していました。そして当時普及し始めていた16ミリ映像カメラを入手し、ビーチで撮影を始めたのです。幸い、ブラウンさんが暮らすダナ・ポイント界隈は人気サーフボード・ブランドが続々と工場を建て始め、話題に事欠かない環境にありました。こうして1958年のデビュー作『Slippery WhenWet』を皮切りに、短編映画を毎年1本のペースで発表。そして1964年には「サーフィン映画の金字塔」と大絶賛される『EndlessSummer』が公開されました。

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