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第三十五回 鳩山会談 GUEST 木村多津也さん

鳩山会談

2022.04.06

第三十五回 鳩山会談 GUEST 木村多津也さん

今回のゲストはディスカバードのデザイナーの木村多津也さん。ブランドを立ち上げて20年を迎える中堅ですが、様々なカルチャーが渾然一体となった若々しくロックな服は、常に若い世代を魅了し続けています。ギターが趣味のひとつである鳩山さんとは、昨年末にロックを通じて意気投合。話は幼い頃に影響を受けた音楽、洋服に夢中になった90年代の大阪のストリートシーン、果ては現在抱えているビジネス面での悩みにまで発展。最後は鳩山さんから経営面でのアドバイスを受けるという、連載始まって以来の逆質問タイムとなったのでした。

edit & text by KAIJIRO MASUDA
illustration by CHINO A

GUEST 木村多津也さん

木村多津也さん

上田安子服飾専門学校を卒業後、ミュージシャンや俳優などのオーダメイドの服作りを始め、2001年に高校と専門学校の同級生である吉田早苗とディスカバードをスタート。2010年春夏からファッションショー形式での発表を開始。東京コレクションを代表するブランドのひとつとして、若い世代を中心に高い支持を受けている。


鳩山
クリエーターとの対談は久しぶりで楽しみにしていました。

木村
僕はむしろ話を聞かれるというより聞きたいくらいです!

鳩山
経営面のアドバイスならできますよ(笑)。でもディスカバードって20年選手の割には謎めいているというか、あまり知らない読者も多いと思うんです。だからまずは、これまでの木村さんのキャリアを教えていただけますか?

木村
専門学校を卒業して、高校の同級生だった吉田(早苗)と2001年にディスカバードを立ち上げました。「Opposition mix up」というコンセプトで、カッコいいものも可愛いものも汚いものも綺麗なものもひとつにまとめるようなジャンルレスな服を作っています。

鳩山
昨年末にアトリエに伺った時に、みずから手を動かして縫っていることに驚きました。

木村
あれはニューとユーズドを意味する「ニューズド」というリメイクのラインで、自分たちが着たいものを作ったら好評で、今では本ラインと分けて展開しています。

鳩山
木村さんはラウドネス(※1)の高崎晃さんが使用するギターブランド「キラーギターズ」(※2)とコラボレーションしたり、ロックのイメージが強くあります。

木村
幼少期に最初に頭をガーンと殴られたのがロックなんです。2つ上の姉がカセットをいっぱい買ってきて、ザ・ブルーハーツを聴いて洗礼を受けて。それからハードロック、ヘビメタを貪るように聞くようになって、自然と音楽とファッションがリンクするようになりました。


※1 Loudness(ラウドネス)

日本を代表するヘヴィメタルバンド。1981年当時元レイジーのメンバーだった高崎晃と樋口宗孝が中心になって結成。現在のメンバーは、二井原実、高崎晃、山下昌良、鈴木政行の4人。レーベルはワードレコーズで、所属事務所はカタナミュージック。80年代中盤に海外に進出し、アルバムはビルボードTOP100に入り、日本人として初めてマディソン・スクエア・ガーデンでライブを行った。まさに生ける伝説。

※2 Killer Guitars (キラーギターズ)

日本のエレクトリックギターメーカー。1987年にラウドネスの高崎晃のギター制作のために作られたブランド。製造と販売はギター会社のESPが行っている。MIYAVI、ラファエルの華月、元X-JAPANの故・沢田泰司など、多くのプロに愛用されてきた。

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