SUBSCRIPTION

  1. TOP
  2. BUSINESS
  3. 男のリーダーシップ 第103回「人生は短く、書籍多し」(速読法のおすすめ)

BUSINESS

男のリーダーシップ 第103回「人生は短く、書籍多し」(速読法のおすすめ)

男のリーダーシップ

2022.03.07

男のリーダーシップ 第103回「人生は短く、書籍多し」(速読法のおすすめ)

人材育成コンサルタント、守谷雄司氏による熱血マネジメント講座。今回のテーマは、「いい本を短時間で読む」です。“人生は短く、書籍多し”が現実です。そこで、本を短時間で読む「速読法」の紹介です。

direction & text by YUJI MORIYA illustration by CHINO A

私が最近決めたこと、それは、残り少ない人生で、本(研修の資料も含む)の「断捨離」等はしないということだ。それこそ、整理のための整理なんて時間の無駄だからだ。というよりも、整理下手人間の負け惜しみなのである。

そんなわけで、机の前面には100冊あまりの本「自己啓発書」や一般教養的なものが、一分の隙間もなく、横並びしており、その上には、雑誌や新聞の切り抜きの類が置かれている(新聞は一週間分の切り抜き)。まさにゴミ屋敷ならぬ、“紙屋敷”そのものなのだ。でも、本の類は捨てられず、日を追うごとに増していくだけだ。「人間関係」は整理できても、「本」や「研修資料」は整理すべきではないと頑なに考え、実行している。

そんなわけだから、読書家だなんて口が裂けても言えない。本だらけの環境の中で、中途半端な本読み人間というだけである。最も本の整理らしきものはしている。私なりに「今すぐ読む本」「時間をかけて読む本」「スキマ時間を利用して併読すべき本」と分けている。「今すぐ読む本」としては、仕事に関係する「リーダーシップ」や「自己啓発」、「一般教養書的なもの」であり、「時間をかけて読む本」としては、「阿Q正伝・狂人日記」などの世界文学全集(河出書房新社)や、永井荷風や林芙美子等、100人の作品を収めた新潮日本文学全集等、さらには、「呷吟語」や「論語」などの中国の古典など、大雑把だが区分けだけはしてある。

私にとって嬉しい悩みは、生きている間にこれら書棚にある本をどのくらい読めるかということだ。「人生は短く、書籍多し」という言葉もある。今、私にできることは、外出の際には必ず本を数冊持って行き、新幹線やその他の乗り物の待ち時間を利用して読書をする、他、合宿研修の際は、休憩時間等のこま切れ時間などを利用して読むといった具合に、チリも積もれば山となる、を実行している。

そこで、私が考えたのが、自己流の「速読法」である(こんなことは賢明なる読者諸氏におかれては、すでにやられていることと思われるが)。ちなみに今、こま切れ時間を利用して併読している本は次の作品だ。「渋沢栄一の折れない心をつくる33の教え」(渋澤健、東洋経済新報社)、「葉隠入門」(三島由紀夫著 光文社)、「男の条件」(永松茂著、きずな出版)、「礼節と誠実は最強のリーダーシップです」(園山征夫著 クロスメディア・パブリッシング)、「センスの磨き方」(トミタジュン著、アチーブメント出版)、「孔子 人間、一生の心得」(渋沢栄一著・竹内均解説 三笠書房)、「少しだけ無理して生きる」(城山三郎著、新潮文庫)、「国家の尊厳」(先崎彰容著、新潮新書)等である。

固定ページ: 1 2 3