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鳩山会談 第三十二回 GUEST 渡辺裕介さん

鳩山会談

2021.11.09

鳩山会談 第三十二回 GUEST 渡辺裕介さん

今回のゲストは「たのしみを作る」会社として様々なコンテンツを生み出しているチョコレイトの代表取締役CEOの渡辺裕介さん。映画の脚本を練っているチームの傍で、アニメを描いている人がいたり、展覧会の準備に試行錯誤しているそばで、広告のアイデアが100個くらい並べられていたり……。そんなジャンルを超えた様々な楽しみを作る注目企業を率いるお方です。起業するまでの経緯、広告のコンテンツ化、D2Cのファッションビジネス、直感に従う生き方まで、話は大いに広がりを見せました。

edit & text by KAIJIRO MASUDA
illustration by CHINO A

鳩山
でも起業するまでタイムラグがありますね。

渡辺
はい、何も決めずに辞めたので(笑)。そこから2年くらいは妻の扶養になりました。

鳩山
奥さまに感謝ですね(笑)。チョコレイトはクリエイターを多く抱えていますが、今の会社の陣容を教えていただけますか?

渡辺
うちではプランナーと呼んでるんですが、クリエーターが30人ほど所属しています。うち半分が他の仕事と掛け持ちの業務委託という形です。加えてビジネスプロデューサーが30人ほどと、映像を中⼼とした制作プロデューサーがいます。僕自身はクリエイティブではなく営業畑だったので、自分がこんな会社をやっている未来なんて想像もできませんでした。チョコレイトは「世界一たのしみな会社になる」をビジョンにしていて、中長期的にディズニーや任天堂に並ぶくらい世の中にワクワクを提供できるような会社にしたいという思いがあります。

鳩山
夢がビッグですね!

渡辺
ディズニーも任天堂も今でこそプラットフォーマーですが、昔はいちコンテンツプレーヤーでした。メディア環境が変化すると新しいコンテンツプレイヤーが生まれてくると思っているので、20年後に2社に並ぶような会社になりたいです。

鳩山
おおー! 渡辺さんはコンテンツを作りたいという思いが昔から強くて、悩んでいるように見える時期もありましたが、今はスッキリ整理されている感じですね。

渡辺
その通りです(笑)。

守谷編集長
横から失礼します。クリエイターをまとめるってすごく難しいイメージがあります。

渡辺
優秀なクリエイターが集まるのは、CCO(チーフ・コンテンツ・オフィサー)の栗林和明【※3】の存在が大きいですね。クリエイターは、会社のビジョンに共感してくれて同じ船に乗りたいと思っているなら、その人が正社員であろうが業務委託であろうが関係ありません。それよりも心と心で繋がっているのが大事なんです。

鳩山
こういうモデルはアメリカだと珍しくはないんですよね。様々なクリエイターがいるので、チョコレイトはコンテンツが多彩です。

渡辺
僕はどんなコンテンツでも作れる会社が究極に強いと思っているんです。でもデジタルコンテンツは無料で享受できるというイメージが強くあって、マネタイズポイントがあまりないのが難しいところで……。

鳩山
で、広告に向き合ったと。


※3 Kazuaki Kuribayashi(栗林和明)
チョコレイト取締役CCO(チーフ・コンテンツ・オフィサー)。1987年生まれ。10万本を超える映像の分析を基にして、番組や空間、商品、レーベル、ボードゲームなどを企画。JAAAクリエイターオブイヤーの最年少メダリスト。米誌Ad Age「世界で活躍する40歳以下の40人」で、アジアから唯一選出された。

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