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鳩山会談 第二十七回 GUEST 田中祐介さん

鳩山会談

2021.06.09

鳩山会談 第二十七回 GUEST 田中祐介さん

今回のゲストは、田中祐介さん。学生時代に黎明期のインターネットに出会い、ほどなく学生ベンチャーの電脳隊を起業。モバイルインターネットの市場黎明期の先駆的ベンチャーとして事業を展開した後、ヤフーへ売却。モバイルマーケティング企業のフラクタリストを創業した後は、インターネットを通じて日本と中国を繋ぐ役割をしてきた“中国の達人”です。鳩山さんとは学生時代からのお知り合い。インターネット黎明期の秘話、中国ビジネスのコツ、今後の日本と中国の関係まで、話は大いに盛り上がりました

edit & text by KAIJIRO MASUDA
illustration by CHINO A

GUEST 田中祐介さん

クロスシー代表取締役、Z entertainment取締役、GYAO代表取締役。1975年、東京都生まれ。1996年に電脳隊を創業し代表取締役に就任。2000年にモバイルマーケティング事業のフラクタリストを創業し、2006年に上場。2003年に中国子会社としてフラクタリスト チャイナを設立。チャイナモバイルとの提携などを通じて、中国におけるモバイルマーケティングの上場企業に成長させた。2010年クロスシーを設立し代表取締役。2012年よりクロスシーを兼業で経営しながらヤフーに入社。

鳩山
田中さんとは学生の頃からの付き合いで、はや四半世紀です。

田中
最初は電脳隊【※1】のオフィスに来ていただいた時か、友達が所属していた石倉洋子先生のゼミに遊びに行った時ですかね?

鳩山
恐らく後者ですね。今はクロスシーでもZホールディングスでもご縁があり、中国というキーワードでも被っているところがあって、改めて不思議なご縁だと。

田中
こうやって再会できるのは嬉しい限りです(笑)。

鳩山
まず、電脳隊を起業したキッカケから教えていただけますか?

田中
大学時代はインターネットの黎明期で、それが自分の人生を変えてくれました。それまでマスメディアが一方的に情報を発信していたのが、インターネットの登場で一学生が情報発信できるようになった。これはテレビに代わる新しいメディアだと感じ、現在のヤフーの代表である川邊健太郎と起業しました。


※1 Dennotai (電脳隊)
1995年に田中祐介と現ヤフー代表取締役社長の川邊健太郎が起業したネットベンチャー。1999年に電脳隊を含めた4社合同で設立されたPIMは、伝説的なジョイントベンチャーとして知られている。


鳩山
当時の学生ベンチャーと言えば(田中さんと川邊さんの)電脳隊か孫泰蔵さんのインディゴかという感じでしたよね?

田中
まだ学生ベンチャー自体が珍しい存在でしたね。インターネットを社会インフラにするにはどうすれば良いか考えた時に、当時20~30万円したパソコンではなく、誰もが持っている携帯電話でインターネットができるといいなと思いました。創業時はホームページを作る業務が中心でしたが、徐々に携帯にフォーカスしていって、NTTドコモのiモードの登場でそのビジョンが形になりました。とはいえ、ある種のラッキーパンチで力不足もあったので、2000年にヤフーに売却しました。

鳩山
買収総額が54億円でしたっけ?

田中
ええ。金額が大きかったこともあり話題になりました。

鳩山
その後にフラクタリストという会社を立ち上げます。

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